カントク版画展

新章、開幕 ――。
大人気神絵師・カントクの
「これまで」と「これから」を辿る。

数多くのヒット作品を手がけ、イラスト界の最前線で活躍するイラストレーター・カントク。
2003年の同人サークル設立から今日まで、無限とも言えるイラストを描き続けてきました。

「20年間、毎日のように絵を描き続けてきましたが未だ飽きる事がないように思います。」――カントク
名実ともに、時代を代表するイラストレーターの一人と称されています。

版画制作においても、常に想像を超える版画制作を模索し、積極的に新しい技法を取り入れる同氏。
この度、新たな技法での版画制作に挑戦し、我々が知る「イラスト」の域を超えた作品が完成しました。
日本でも指折りの職人が在籍する版画工房の全面協力で生み出された作品は、まさしく芸術の領域です。

版画のこだわり

技術の進歩により、版画は「紙に刷るもの」という固定概念を超えて様々なメディアでの制作が可能となりました。
これにより、イラストレーターが理想とする版画表現の幅を爆発的に広げています。

中でも「メタル」「ミラーアクリル」などの素材は、カントクが描くイラストの奥行き・世界観の広がりをより際立たせています。

納得の行くクオリティに仕上がるまで何度も校正を重ねて生み出された、作家・工房による努力の結晶です。
本物のクオリティをお見逃しなく。

creator profile

カントク

2003年10月東京電機大学在籍時に同人サークル『5年目の放課後』を立ち上げ、同人活動を開始。
大学卒業までに十分な収入を安定して得られれば専業イラストレーターになろうと考え、精力的な活動を展開した結果、最終学年冬にはゲームやラノベのキャラクターデザインで多くのファンの支持を獲得、鮮烈な版画デビューを飾る。

多彩な構図や光と影の表現には定評があり、そのこだわりは版画でも新たなチャレンジにつながっている。
『ファンの選択肢を広げたい』との思いから1つの技法に固執することなく最新の技術に常に挑戦し、その姿勢に共感した版画工房によりカントク自身のための技術も開発されるほど。

これまでの20年、トップイラストレーターとして多ジャンルで活躍を見せてきたカントク。
これからの20年も目が離せない。

カントクから皆様へ

絵を描くというお仕事は、常に進化を求められます。同じ事を繰り返す事ができません。
常に新たな手法を探し、活動を続けています。
皆様の心に残るような作品をこれからも描き続けたいと思います。

しかし、絵は描いただけでは完成しません。
皆様にどのようにお届けできるのか、そこまで含めての完成だと思っています。
スマホで見るだけでは得られない情感や躍動を、版画は表現してくれます。
他では見ることのできない特殊な技法も数多くあります。
眺めるだけでいいので、是非遊びにお越しください。